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ランキングが上がれば更新意欲が高まります。

生まれて間もないブログですが来年の夏ごろまでは続けたいです。

# by zard_love_206 | 2010-07-17 13:54 | グスタフナイフ
不信力。
 きらめきというものを恋というものと勘違いしてしまうが、違う。
不慣れな環境から順応する為の、第一歩と分析している、それが当然だ。
不慣れなタイミングで話しかけられたら、誰でもドキっとする、あなたはどんなキーボードを使ってますか。
コンピュータの文面で勿論、驚いたことがあるし、感じたこともある。
でもジワジワという感じ、紙がクシャクシャになっていくメリメリ感は乏しかったりする。
ジワジワくることがあるけど、突然ではないし、消去すれば脳にメリメリとインプットされる前に
遮断すればいいだけのこと。
だから疲れるのだ、余計な神経を使うことなく、常に他者との関係を洗い出して、用意に繋がって
楽しみをコネクトしあうという、現実世界は金儲けへの甘い誘惑と人間の生物的弱点を突いた攻撃だらけだ。
ネットなんて馴れ合いではないと思う。馴れ合いなんて実社会でもない。
もう仮想現実をやるならネットを舞台にしたスタンドアローンRPGをシコシコとやり続ければいい話。
生き方だけど、馴れ合いと感じている人ほど、想定外のきらめきという恋愛感情をにやられてしまう。
あからさまなネットからのアプローチが本格化する今日、全ての話には100%裏がある。
多くの人間の生計の掛かった計算式の上に成り立っている事を忘れずにお金を賢く使って生きてみよう。
# by zard_love_206 | 2009-09-19 16:58 | バーティカル
故に
快楽が発生したら、脳は腐るまでその行為を続けなくてはいけない。
個々の生業について今しがた考えた事は、記憶の断片にあるものが生業かもしれない。
記憶の細切れが欲しくて、映画を見たりゲームをやったりする。細切ればかりを集めるだけでも
生業になってしまうから、その他の行動に対して意欲的に働こうとする部分が退こうとする。
着実に退化したモノは目標を失うし、現状に甘んじていては、全ての出来事に悪影響を生じる。
身体的な限界を感じては、自分は「日々何をやるべきだったのだろうか」と考えながら
脳が喜ぶ快楽を求めてしまう。脳が主体ではない、社会的な生き物なんだ、我々は。。
# by zard_love_206 | 2009-09-19 06:40 | バーティカル
もういやだ。
目先が違うと、また新たなモチベーションでやれる。目先が変わればの話だが。
# by zard_love_206 | 2009-09-18 20:52 | バーティカル
限定的解釈
人と人がね、ゲームで繋がると、良くないんだよ。

# by zard_love_206 | 2009-09-18 20:49 | バーティカル
もって生まれたもの
ブログというものを習熟したがプラグラムが一行も書けない=真実

敵意のあるブログを閉鎖に追い込んだが意が痛む、病気だろうか=応報

屑でも毎日続ければきっといいことがあるだろう。=嘘
# by zard_love_206 | 2009-09-18 20:45
益里のインターフェイスが硬すぎる
初稿その一、自由に書きなぐれ、細かいことは追々決着をつけてやる。
他にもやることがたくさんあるのだが、自分の中で人生に結びつかない、それが歯がゆいのだ。
例であるにせよ、駆逐していくのが、面倒だが、俺は誰かの勢力に駆逐されたのだ、でも引き返せない。
思い通りにいかないのだ、おおっぴらに、鳩山内閣の悪口は書けないのだ、12月までは様子見です。
それとて無意味と隅においておくと、後で何食わぬカオ、ちょっと疲れてしまう。買ったはいいが使いこなせないことが多く、結局売りに出してしまうのがオチである。文章は感情を篭らせたほうが面白いのだ。
面白い文章を書きたいと願うが、自分にとって何が面白いのかわからない。
# by zard_love_206 | 2009-09-18 20:34 | バーティカル
熱心じゃあねーえんだよ
 「僕は集まりには参加しませんし、うちに来られても、困ります、帰ってください」

面と向かっていえないけど、本当に嫌になる。

# by zard_love_206 | 2009-08-27 13:33 | グスタフナイフ
グスタフライフ
 犬の物々しさとついぞとばかりに猫かぶることになれたので、裏表のある人だとやっかんでばかりだ。
サルの仲間なのに、サメや名だたる肉食獣の様に、冷血で、商人なことばかり、神話幻想より現金至上主義に行動を移し変えると表意してみると、神話幻想に食われてしまう。あまり深く、考えたことがないし、なるべく考えないようにしているけど、言葉にするのだから頭の中のどこかに常に備わっている。ブログでアラフォは迎えたくない。
# by zard_love_206 | 2009-08-23 23:33 | グスタフナイフ
ブログの限界
ツイッターやってます、みんなやればいいのに。ブログはプロに任せて収益性の維持や管理してもらうに限る。
今までブログをやってきて収益性という言葉に縁がなかったのですが、自分の人生に着眼するなら、収益性のない人生を送ってました。だから長続きしない、モチベーションがあがらない、うだつがあがらない。
そんな自分は、今ツイッターに夢中です。さてさてブログの二の舞いになるのでしょうか、それとも「脱皮」できる?

# by zard_love_206 | 2009-08-15 20:46 | グスタフナイフ
ひとのめはきになりますよね
 道具として使いこなす。人を道具として使いこなす。私情を挟まず駒を見つめる、勝負が続いている。
傍観者の視線、第三者の協力、他力本願によって、いつしか自分自身も駒に成り下がっていることに気がつく。
道具に心が通わないと、いつまでも同じミスをおかしていることに気付く事はできない。数は強いが、使い手の心の采配ひとつで、大きく戦力から逸脱した結果を招くようだ。二の足を踏むことに慣れ、三度目の罪をおかすことに快楽を覚えてしまったら、歩みは軽い。一度落ちてしまったら、誰かの道具になる以外、這い上がる道はない。
誰かの駒として生きて生き延びる。殊更捨て駒として死んでいく時は、虚無であり、塵である。

j「ああ、最近、しっかり生きてないや」

h「どうして」

j「人のいいなりだからさ」

h「粋がってんじゃねーよ、しっかり生きてんじゃね?」

j「どうして」

h「さっき自分でいったじゃん、ひとのいいなりだからさ」

j「そうかね」

h「そうだよ」

j「君って天才だな、悩みが悩みじゃなくなったよ」

h「なになに」

j「人のいいナリをすれば、いい人そうに見えるじゃん」

h「そこかよ」
# by zard_love_206 | 2009-07-27 18:54 | グスタフナイフ
ここは気が済むまで自分の話をする場所なのだろうか。
 いつのまにか趣味がブログでいつのまにか趣味が仕事で・・・。

その流れをみな薄々と期待しているようだが、成り行きというものは怖いものがあるね。

何を期待しているんだか馬鹿みたいに内省したいと思う。
# by zard_love_206 | 2009-07-27 14:21
鬱積
 この不可解な出来事を解明することも先決なのだが、


私自身、もうこういう類の事象に苛まれる事は避けたい。

ロールプレイのお時間は終了しましたと宣告されたのだから。
最終幻想の中をさ迷うのは、いたしかた切ない。
出来の悪い設定に、頭を硬直させて、手を止め、打つのを若干手間取り、消しては、続けるのだ。


影響力は、アウトプットでしか、もつ事が出来ないのだとしたら、こんなに苦しく、空しく、腹が立つことを繰り返し馬鹿の一つ覚えの様に戦略的に執り行うのが、ポリシーだとすれば、私は弱すぎると思う。


みだりに言葉を量産し続ける、それで尚もリテラシーを兼ねそなえる、苦しみの少ない人物を選出している。後ろの苦労を隠すのが上手い、才人を奉るのだ。自分の中にある背景、くぐもっているのものは、なんだろう。リミットをぎゅうぎゅうに低く設定するか、または言葉にするのも嫌になるくらいの高みを実現していくのだろうか。



自分が消してきた過去は消えない、大きく、記憶の中にシコリとして残っているのだ。摘出されたいくらいだが、それは完全に自我が崩壊してからでも遅くないと自分ひとりで納得している。



影響力と銘打った上位支配を拡げるためには、「その人の存在を全否定してでも、教えを伝え、浸透させ、その人自身が大切に考えていた哲学らしきものやら独特の思考のリズムをジャミングしてでも、自分勝手にその人の人生をストーリーテーリングして、発表させて、更に弱みを握っていく」。。

救いはそのひとがそのクリティカルで打算的な行為を組織全体の「人間らしさ」と勘違いして、自分をよい方向に持っていこうとしていることぐらいだ。


敵意をむき出しにしてまで自分の意思を表明しなければ、負けてしまうのだ。


「一人の人間の力は凄まじい」というが、時代は一人の人間の失敗を求めているのだ。
失態とも取れる位の、個人的な失敗が、世を動かしている。



# by zard_love_206 | 2009-07-27 13:46 | グスタフナイフ
光のかたまり
 揺ら揺らと宙を舞う、光のかたまりのいう事が愉快なんだろう、

私自身、ワクワクする、それは本当なのか。


「ハルーダ・・。確かゲッテイを襲った男だな。青白く輝く光のあざが印象的だ。
ハルーダにゲッテイの居場所を教えたのは、宮田だな」

光のかたまりは激しく燃えた、何か重大なことを言っちまったか。


「来栖さん、それはですよ、メデイウサではないですか」

「知らんよ、そんなの。あまりにもいい女だったから軽く、彼女のエッチな体に挨拶してしまったよ」


「遅かったか。。この周辺地域はメデイウサという女性の姿をした魔物の縄張りなんです」

「ああ?宮田はいい女だよ、あんま関係ないんだよ、互いが愛し合えばね。
女性はみな魔物というか、どんなモンスターよりもセックスに強欲だよな」

「もう来栖さんったら、下品なんだから」

「ところで君は誰だい。光の姿をしているようだけど」

「私の事はどうでもいいでしょう、今説明しても来栖さんには、わからないと思います。
好きなように呼んでください」


「じゃあ、マリアとかでいいよ、まさに俺だけの女神様だもんな」


「・・・、浮気は許しませんよッ」


ふふ、こいつ、意外とかわいいかも。


「来栖さん、手負いのハルーダは、反則技を仕掛けてきました。
彼は自分の妹であるゲッテイの母胎に化身の体を使って宿り、誕生を迎えようとしています。
それを防ぐ術は残念ながら今のところありません」

# by zard_love_206 | 2009-07-23 18:44 | ゲッテイの子
大掛かりな手続き
 私はなんにも驚かなかった。
宮田がこちらの関心をひくように努力しているのだろう。

宮田の儀式も済んだようなので、私は元きた路を戻ることにした、歩みには迷いがない。
これからいままでの罪を償うことになるのだろうか。
ゆっくりとなるべく後ろを見ないようにする。

まったく宮田の息遣いが聞こえなくなった。

ゲッテイの事なんて忘れるんだ。

署までの道すがら、多くの人がため息を吐き、呆れ顔をしてこちらを見ている。
これでいいんだ、これでいいんだ。私は何も知らない。

ところが歩けど歩けど署につかない。同じ街の中を徘徊しているようだった。
私は歩くのやめ、回りを見渡してみた。

すると西北の方角から、一筋の光が飛んできたのだ。

「女性の気持ちがまったくわからないアホンダラが!」


やれやれ、次は光物か。。


ヤッカイごとはおさまる気配を知らない、私になにをしろと。


疲れたと一言いいたい気分だ、面倒だから、こいつらを思い切り苦しめてやろう。

「光のかたまりがなんだ、私はなんだ、なんなんだ、私に何のようがある」


「来栖さん、あなたは最上級の悪魔に魅入られています、そんなあなたをスカウトしたいのです」


「スカウトとはどういう意味だ、最上級の悪魔に魅入られているって、それは」


「来栖さん、あなたには多くの女性がついています、ひとくくりにされた善悪の世など飾り物です、
すべては女性の支持が決め手なんです。つまり善悪交代の為の手続きをとって貰いたいんです、
いちいち争って決めるのも面倒なんで」


「楽しい話だね、手続きとはやっぱ誰かと話し合ったりするの。オジサン恐れ入ったよ」


「こちらとしては、至極真面目なんですが、来栖さんが何を望むかによります、それが世法になりうる
可能性があるんです」


「可能性か、他に誰がいるんだ、あまり大人をからかうのもよくないぞ」

「鎌倉のハルーダです。ハルーダはあなたに負けたのです、ゲッテイを魅了したのですから」
# by zard_love_206 | 2009-07-23 17:20 | ゲッテイの子
肝試し
 高質のクリスタルの様に毅然としていた彼女はもうそこにはいない。
宮田は弾力のある柔らかく非常に盛り上がったヒップを突き出してくる。

「来栖さん、わたしのカラダ、好きにしていいのよ」

とっさに放った足蹴に力なく倒れこみ苦悶の表情を浮かべながら、
潤いの中に崩れていくのだ。

着衣のままの宮田が目の前に倒れこんでくる。

私は彼女の体を思い思いに物色したが、
誰にも邪魔されないのが不思議な位だった。


興奮もいつのまにか消え、蛇の死体をまさぐるような感じだ。、もしかしたら
魔物に化かされているのかもしれない。
気のせいだろうか。


宮田はこちらの心変わりを察すると、すぐに起き上がった。
はだけた服を整え、物足りない顔をしている。

「ゲッテイを犯した男の様に、私を滅茶苦茶に出来ないでいるようね。どうして」


「やり方じゃないんだよ」


「ハルーダはあなたとは違うっ!」


「あいつの名前か」


「そうよ、私がゲッテイの居場所を教えたのよ」
# by zard_love_206 | 2009-07-22 06:00 | ゲッテイの子
性の開放
 「待って、そんなに急ぐもんじゃないわ。
がっつく子には、何もあげないわよ。私のペースで動いてみて

そう、ゆっくりとゆっくりと、
息を押し殺しながら、

その瞳の鋭さだけで私を貫いてごらんよ。
雌鹿に毒牙を浴びせる、巨獣となって私を感じさせてよ」

局部の焦りが伝わってしまったらしい。

これは非現実だ、

夢なら覚めないで欲しいところだ。

「エッチが上手とかじゃない、

行為に要した時間でもない、
私に向かって淫らな言葉を吐けば私はあなたのように満足するわけでもない。

あなたの肉体の純粋さ、
私とセックスしたいって激しく欲情している仕草がたまらなく愛おしいの」

私は、宮田の情熱的な性のアピールに威嚇されている。

一定間の距離は保たれたまま、お互いを濡らしあうのだ。

隆起したままの下半身を物憂げに見つめる彼女の若さの中にある醜さが
更にでたらめになって、


私の平静を装う感情を無為なものに仕立て上げる。

「そんなに苦しいなら、
生まれたままの私の前にひれ伏しなさい、忠誠を誓うのです。

性に満たされなかった欲情を今宵、開放するのです。

鋼鉄の地面に精液を吐き出す前に

私の温もり、体温を知るのです。二人だけの愛欲に溺れる覚悟はあなたにありますか」


彼女が何をいっているのか、わからない。

理知的に嘯く、彼女の様な存在を心の底から犯してやりたいと思った。
# by zard_love_206 | 2009-07-21 15:52 | ゲッテイの子
聖なる侵入
 よく喋ろうとしない人が自分に赤黒い憎しみの色を募らせ、無理くりになって惰性的な言葉を乱発している。
騒がしい今までの状況がみんな彼らの芝居であって、客寄せの為のキャンペーンであればいいのに。
黒い噂も元を辿ればこんな簡素な嘘で済んでしまうのだろうか。
私は誰かの操りの糸を断ち切りたい一身でここにいるが、芝居と現実の板ばさみになっているのだ。

「来栖さん、こんな面倒なゲーム、降りてもいいんですよ。
私も考えているわ、イイことしたい、体に正直になりたいの、心の隙間一緒に埋めてみない?」

葛藤を突きつける、宮田の真に迫った言葉が私の胸を高鳴らす。
彼女の夫の姿はいつの間にか、車ごと消えている。
最初から「なかった」みたいに。

肩の力が抜けてしまい、腑抜けになったようだ。
段々、宮田のその挑発的な視線が穏やかならぬ私の心中を慰めるようにいやらしい目つきに変わる。
熱っぽい視線で私を撫でる。すべてはお見通し、彼女は美しく、そして強い。
意思の強そうな口元が緩み、妖しく微笑んでいる。
彼女が歩くのも、彼女が喋るにも、全てを思い返せば、性的な興奮の連続だった。

まったく気にも留めなかった宮田の女性としての魅力に私の体は激しく反応しているようだ。
無骨だと思えたその鍛えられた肉体美が、
女性ならではの柔軟さとセクシーな肉感と感性をそなえているのだ。

彼女の艶やかでかぐわしい匂いとの距離が縮んでいくに従って
私の野生の血が、文明を滅ぼし、隆起を促す。

私の下半身を禁断状態に陥る。

宮田の態度が今まで挑戦的だった分、憎しみがあったが、好意に代わり、
肉芯が火鉢に変わり、私の存在は彼女のトロミの中に埋没していくのだと思うと汁が滴り落ちるのだ。
果実はかじられてしまったのだ。

# by zard_love_206 | 2009-07-21 15:12 | ゲッテイの子
沈黙
 「警察ってのは気性の激しい女性を現場に置くことを好むようだが、俺も大賛成だよ」

鯉は尚も宮田を挑発している。鯉の冷涼とした雰囲気が更に際立つ。

「俺を撃ったら、どうなる?事態はよくなるのか」

彼女はひるむことを知らないらしい。

「私は別にいいの、あなたも私もそれぞれの勢力の駒にすぎなかったのだから」

数秒の沈黙が流れる。


「会いたかった、、このときを待っていた」

「ああ俺もこの日の為に頑張っていたのかもしれない」

空気が一変するのがわかる。


「どういう事ですか、お二人とも」

私はこういうミテクレだが、男女の関係にはめざといほうだ。

「来栖さん、こういう事でもないと夫婦関係が盛り上がらなくてね」

「私は夫を愛しているの」

「10億円で司法取引ってのは、龍と鯉の仁義なき戦いってのは」


「勿論、そんな事うそに決まっているじゃない、私は夫の龍くんに恋しているの」


「は、ふざけんなよ、大人をからかうもんじゃね!呆れてしまった、なんだっていうんだ、
金持ちの遊びかよ、徒労に終わるのか」

鯉も宮田も俯いて黙ってしまっている。

「こうでもしなくちゃ、あなたはきっと来なかったのよ、
ゲッテイなんてどうでもよかったんじゃないの、私の弱みを握りたかったんでしょ」


# by zard_love_206 | 2009-07-21 07:40 | ゲッテイの子
マクラーレンの貴公子
 棟2の構造上、正面玄関から特別区に進入するには、許可証が必要だ。
あいにく我々に残された時間は少なく、交付を悠々と待っている時間は無さそうだ。

それぞれの集中治療室へいく為には、地下の不浄門からのルートしかない。
私達は意を決してゲッテイの居る集中治療室に通じる暗闇の回廊を進もうとした。

その時、中から爆音と共に激しい閃光が横切ろうと乱暴に迫ってくる!

勢いよくマクラーレンの霊柩車が飛びだしてきたのだ。
車からサザンの音楽が漏れてきた。

「相変わらずね、殿様気分が抜けていないのかしら」

宮田女史にはわからないことがないらしい、随分達観していらっしゃる。
私は驚くばかりで要領をえない。


数秒後サザンの鳴きが収まった。


車からゆっくり降りてきたのは、白髪の貴公子だった。

「なんとも都合よく。話のわかる宮田の譲ちゃんじゃないか、今回は高いぜ、10億だしな」

その美しい容貌とは違って、中身は金に糸目をつけないおっさんのようだ、安心した。

「ゲッテイは無事なの、話はそれからよ」

「う~ん、宮田の譲ちゃんも成長したな、初めて会った時は、
そう、そこでちびってる奴と一緒だった」

男は私の股間を指差し一瞥している、私は非常に恥ずかしかったが、この状況は異常だから
許されてもよいと思うのは自分だけか。

「初めましてだな、お漏らしさん。
俺は譲ちゃん達からは話のわかる鯉と呼ばれてるんだ。

一応ココの有力者なんだが、ココの金を激しく使い込んでしまってさ、

もうわかるだろ?
司法取引でしこたま儲けさしてもらっている。

親父の石頭は今のココの院長なんだが
どんな悪人でも金さえ払えばいつまでも匿うというやり方に腹が立っていたんだ。
社会に貢献したい訳でね、

宮田の譲ちゃんは昔は俺を毛嫌いしていたがな、はは、今はどうだ?」

「お互い様」

「ちがいねぇ」


「で、彼女が無事なら、10億円を直ちに振り込むわ」

宮田は相手のペースにはまらず、交渉を続けている。


「どこの妾だがしんねーがお棺ですやすやおねんねしている、今回は傑作中の傑作だ」

涼しげな二枚目の顔立ちからは、想像できないほどのお言葉。


「死んでいたら、今すぐあなたを撃ち殺すわよ」
# by zard_love_206 | 2009-07-19 16:53 | ゲッテイの子
天秤
 棟2治療センターの周辺地帯は明らかに目つきの厳しい人々が男女年齢問わず、複数確認できた。
私の体格や眼光の鋭さは、ここではハッタリに近いのだ。
携帯でせわしく連絡をとる姿やメールを打つ姿は
普段では全く気にならない位だが、場の異常さも手伝ってひたすら神経を磨耗させる。


次第にその集団も大きくなり、周囲に溶け込んでいく。

私と宮田のあとを追うようにしていた一群も自然に還っていくのがわかる。

私の感覚は黙々と行きかう人ごみの中で麻痺したようだ。

宮田はあっけらかんとこういう。

「周りが気になります?勿論顔見知りもいるけど来栖さんが心変わりしたら、いけないでしょ、
彼らの表の任務はあなたの周辺警護だけど、私達も仕事だから、
上の命令に逆らえないのよ、それがわかれば十分でしょ」

宮田は後ろの誰かに合図を出した、その瞬間に、いくつものの影の気配が消えた。


「あなたが寺側の人間だったのなら、公務執行妨害の計らいもありましたよ」

彼女の言っている事が理解できないでいる自分には、宮田が私に誇示した組織力に
どこまで追従するべきかどうか
迷っているのだ。決定的な間違いを選択すれば、自分の命も危ない。


今一度、天秤にかけて考えるべきだ。

しかし、歩みを止める訳にもいかなかった。わかるだろうか。

私は宮田の弱みを握りたいのである。




しばらく歩くと、白亜の医療要塞が眼前に現れた。

棟2の不浄門が不気味に開いたのである。       
# by zard_love_206 | 2009-07-19 10:57 | ゲッテイの子
棟2
 「棟2治療センターの集中治療室に彼女はいるから、一緒に行きましょう」

棟2とは国立病院の蔑称である、病棟には旧館と新館があって、二人の問題管理者がいる。
金さえ払えばどんな犯罪者も匿う龍と
龍の裏をかき、警察への司法取引にしのぎを削る鯉の二人が権力を拮抗させていた。

「あなたはどっち派なの?、私は両方に顔が利くけど、あなたも裏家業なら知ってるでしょ」

宮田というのは警察組織の課長職なんだろうに、どうして。現場のデカっていうのはやっぱりこう
イリーガルなものなのかねぇ、よくわからないが。

「まあ噂に聞いてましたが実際に会うのは初めてですよ」

「問題はゲッテイがどちらの派閥の病棟に運び込まれたかによるけど龍も鯉も応じなくてね、
直接会って誠意を見せてもらえれば考えるそうよ。問題は・・・」


「どちらかを怒らせる位、デリケートな問題なんだろ、いくら絡んでいるんだ」


「10億円」

「ほう」


「ゲッテイの身柄保証に10億?」


「この国の将来が掛かっているからね、それでも最低保証価格」


私はとんでもないことに巻き込まれている、ゲッテイ、君は何者なんだ!
# by zard_love_206 | 2009-07-19 07:32 | ゲッテイの子
来栖さん、話は最後まで聞くように
 「来栖さん、それはサイコな出来事なんでしょ、とても」

「あ、はい」

そうそう私の苗字は来栖だ、来栖玄都という。
強いショックで自分の名前を一時的に忘れてしまっていた。
 
「それはきっと寺の仕業よ、そうに違いないわ」

高名な宮田先生の思いつきにも似た言動を疑たいくらいだ、私もその可能性を考えた。

「はぁ、もういいです、ゲッテイの事が心配なんです、一刻も早く彼女を助けたい」

宮田は私の態度に、更に悪態をついてきた。

「ああ、あの子ね、死んだわ、腹が裂けてね、失血死よ、とんだざまーよ、
経営者もろとも地獄行きねきっと」

宮田のあまりの調子の良さに、私は我慢が出来なくなり、宮田に飛び掛る。

その瞬間、私の90kgの体が軽くどこかへ飛んだのだ、一斉に警官が押し寄せる。

何が起きたのだ、俺は宮田に投げ飛ばされたのか、それともサイコな力によるものなのか。
節々に痛みが走るはずなのに体が全然痛くない。

「大丈夫ですか、宮田課長」

「田村、平気、平気、慣れっこだから」

ああ、私はどうしたんだろう。

「来栖さん、年甲斐にもなく、元気ね、夜の方もそんなんだから、奥さんに逃げられちゃうのよ」

「はぁ、よくわかるんですね、人の事が、呆れる、というか、つまりあなたに敬服しました、
おじさん、宮田ちゃんの一本背負いにまいちゃったよ」

男の年寄りは小娘をからかうのが好きだ、
その時点で男子小学生の頃から進歩していないのだが。

「厳密に言えば、来栖さんの体には指一本も触れていないわ、私は来栖さんに気を送って
来栖さんは一人ですっ転んだのよ」

宮田は半分、眠気眼でこちらを伺っているように見える、寝てないのか、彼女。

「ゲッテイは無事よ、来栖さん、話は最後まで聞くものだよ」


「つまり?」


「死んでないのよ。残念ながら」


よかった、宮田の口の悪さは生来のものらしい、

ゲッテイが生きていればそれでいい。
# by zard_love_206 | 2009-07-19 06:50 | ゲッテイの子
他でやってください!
 店長は取り調べの間中、ずっとゲッテイの事を考えていた。
ゲッテイの健やかな寝顔、蠢くもの。彼女は蠢くものに対して安堵さえしていた。
どう憂慮してみても、これはただ事ではない。
光るあざの男が突然現れ、ゲッテイを無理やり犯し、爆弾で憤死する。

「刑事さん、おかしくないですか。男の肉体は木っ端微塵になっても私は無傷なんですよ、しかも
男は子供が出来るとかいっていたし、正気の沙汰じゃないですよね」

「それはその、こういう事はうちとしても始めてのケースな訳で困ってしまっているんです」

おかしきかな、取調官は机をたたくどころか、妙にかしこまっているではないか。

「刑事さんはご存知なんですか、ゲッテイの事も男の事も」

「それは私が説明します、田村さんは下がってください」

張り詰めた雰囲気の中から現れたのは、ゲッテイと年恰好が同じくらいの女性だった。

「私は宮田です、細かい自己紹介をしている暇はありません、
断っておきますがそういうのは他でやってください」

可愛げのない女性だが、顔立ちは凛々しく、体も伸びやかな流線型で長身である。
うちの店に入店させたら、ゲッテイといい勝負かもしれない。


「コラ、おっさん、そういう目で私を見ないでくれる、大目に見てあげようかなっと思ったのに」

「すんません、許して」

「いいわ、別に減るもんじゃないし」


嫌な女だが、悩ましい。
# by zard_love_206 | 2009-07-19 04:15 | ゲッテイの子
寺の秘術
 インターネットには寺の批判が相次ぎ、分寺のホームページの改ざんが問題になっていた。
寺のホストコンピュータにもアタックが5秒に一回ある。それは主立って、本土の人間が直接攻撃してくるのだ。
真っ向から勝負を挑んでくるのだ。東京では、FX講座と銘打って、堂々とハッキング技術を一般人に教えているのだ。インサイダーで運よくハイテク警察の目から逃れ、無限の富を築いた人々は、古来からゆるゆると続く寺の秘術伝承儀式に興味を持ったのである。金融工学を極めた者達は、自身の付加価値を上げる事に最大限努力したが、結局、お金の力に右往左往しているだけなのだ。

金融界の雄は語る、

「寺は私達を常に上から見ている。そう我々はいずれ死ぬ。寺の世話になる為に生きているものだ。しかし、寺は秘術を用いる事で不老不死を実現しているのだ。私達は寺に宣戦布告し勝利する。そしてその秘術をオープンにして人類の更なる繁栄を約束しようではないか」


# by zard_love_206 | 2009-07-18 22:54 | ゲッテイの子
国土広がる
 今宵の月の淡い光に不気味に鼓動するゲッテイの胎内には日本という超国土が広がっていた。
四度の堕胎を繰り返した日本国土は、荒れ果てていた。
お金の力により世の中に多くのものが箱詰めにされて運ばれるのだ。

電車に乗る私達もある意味、保険金を初めとした付加価値を付けられた物資に他ならない。
各人が様々な悩みを一様に抱き、それをクリアする為の、回答を持つ商売人が
お金と引き換えに悩みを解決してるのだ。


あぶれた人々は団結するどころか、略奪と物資確保に走るのだ。
平和が維持できているのは、共通のルール、法律遵守の姿勢が高度に教育され、熟達しているのだ。
民度の高い民ばかりなら、国は暴走してしまうと救国の意思を携えて愚民は、
破壊活動を繰り出し、民度の高いの民にも暴力という最悪のやり方を覚えさせる。

本能のまま、すべてを破壊し、不幸の連鎖を断ち切れない人々の魂の叫びがこだまするのだ。
特段の無策ぶりを慈悲によって抗おうとする寺の上人達は、
ある男の去就に望みを託した、ハルーダである。


ハルーダの体に残る聖なるアザは、
無限国土を宿す潜聖五人衆の最後の一人であることを指している。


ハルーダは鎌倉から東京に赴き、ゲッテイを見つけたそうだ。
救国の為とはいえ、新国土世間の誕生とはいえ、非常すぎる。
ハルーダといゲッテイは兄弟なのである。ハルーダは知っていた。

明るい希望を宿すゲッテイの微笑みは印象的に映っていたのだろうか。
ハルーダの人生は大昔から決まっていたことだ。
そして次はゲッテイの子供として生まれ変わるのだろう。


救国を讃えて死んでいた多くの人間の犠牲を無駄にしちゃならない。
# by zard_love_206 | 2009-07-18 22:23 | ゲッテイの子
生き証人
 寺にこそばしくあがりこむと、既に祈祷をすませた高名な僧侶が数名、新聞を持って騒いでいるのだ。親知らずにすがりつくネズミごときに何をモタモタやっているのだ。上人殿がどんなに騒いだところで何も変わらないのだ。私の目的は、寺のかく乱でもない。読まれる記事を書いて出世したいのだ。彼らの責め苦がどんな浅ましかろうとも、それを記事に克明に表現する、自分こそが生き証人になるくらいの勢いで、寺に乗り込んだまでのこと、動揺する必要がないんだ。怖がっているんじゃない、喜んでいるんだ。自分の天分を発揮できると。
# by zard_love_206 | 2009-07-18 16:51 | ゲッテイの子
ゲッテイ
 12時40分。娼婦のゲッテイはゆっくり目覚めようとしていた。日本が世界から回線を遮断される三時間前に、ゲッテイに異変が起こっていた。

ゲッテイは日本語を少し話せるのだが店長からは、余計なトラブルに巻き込まれない様にと、店ではワザと片言で話すように指導されていた。10時40分過ぎ、一人の客が訪れた。

例に漏れず、客とは一切話をしないで
シャワー浴びさせ、片言で「ウツブセ,OK?」と客を布団の上にひかれたタオルケットの上に誘った。
ゲッテイは客も客の体を覚えないようにしている。
仕事としてただマッサージをして、ゴムをして本番して客を帰すのだ。
送りバントの生活、セックスなんて実に味気ない。国への仕送りの為に仕方なく、やっているのだ。


ゲッテイは、いつも通り、サービスを行おうとしていたが、男性の様子がおかしいのだ。
服を脱がすと、体中がアザだらけなのである。驚いたゲッテイは店長を呼ぼうとしたが男性の腕力に止められた。そして男は無理やりゲッテイの唇を奪うと、スカートを一気にまくしあげ、犯そうとしてきたのだ。

ゲッテイの悲鳴と男の呻り声が部屋中をセンセーショナルなものにしていく。
店長が急いでカーテンを振りかぶった時にはゲッテイは貫かれ、白目を剥いていた。
男は何もいわず、ゲッテイの体をすすっていた。

店長は大事な商売道具であるゲッテイを傷物にされた怒りをあらわにしていた。
奇妙にも体中のアザが青白く光っていた。店長はすぐ警察を呼んだ。
部屋から出さないようにと警察の指示があり、ボコボコにした後、シャワールームに閉じ込めた。

警察官が四名、救急隊員二名が5分後に到着した。
そして意を決してシャワールームに潜入すると男は首筋に剃刀を当て、自殺しようとしていた。
男の意識はあまりなく、シャワールームは流血場と化した。
レッドランプの照明が血だまりをよりグロテスクなものに映らせる。

男は弱る一方だ。警察官はゲッテイを心配し、部屋で休む様に指示して、店長は運営サービス状況について厳しく注意された。どうやら男は何か最後に言いたいそうだが、聴くかと、警官の一人が店長を呼ぶ。
「か、彼女はいい子だからきっといい子が生まれるだろう」

男はその瞬間、胸ポケットに入っていた携帯型の爆発物を起動して憤死した。
あたりは肉の焼ける匂いと男の体液がほとばしる。壮絶な死だった。

生まれる、ゲッテイから何が、子供か。そんな馬鹿な!ゲッテイの眠る休憩室に入るとゲッテイは安らかに寝入っていた。安心した。店長は入店間もないゲッテイに済まないという気持ちで一杯だった。
布団を掛けてあげようとしたら、腹がドンドン膨れていき、耳を近づけると胎動を繰り返しているのだ。

これはどういう事だ、こんな怪現象、44年間生きてきて始めてだ。
店はもう当分開く事は出来ないだろう。それよりも
ゲッテイ、どうしたんだ、天使の様ににこやかに笑いながら眠っている。
警察は応援を要請しているようだ。男が何者だったのか。私にはわからない、私も懲役を食らう可能性がある。そして私とスタッフ、娼婦達は警察に連行されるのであった。
# by zard_love_206 | 2009-07-17 23:21 | ゲッテイの子
治療
 再構成の必要は前から感じていたが、いい機会だと考えよう。
 
人様が食い入るように見つめていることを、忘れないようにしよう。

自分の言動を内省する癖をつけよう。

野生本能で動く人達でも、人の心を宿しているのなら更正できる。

自分の至らないところを直していこう。
# by zard_love_206 | 2009-07-17 22:16 | グスタフナイフ
価値は常に流動するもの
 自分にないモノを他者から奪う。
自分に必要なモノを他者からお金を出して手に入れる。
が少なからず同義であるなら

現金乱舞は、もはや繁栄の証明ではない時代だ。


我々日本人は不自然に持ちすぎていないだろうか。
不自然に未来を期待させられていないだろうか。

多くの個人の不幸をバネに繁栄してきたのが真実ならば
今犠牲になっている命の多さを考えてみると


有頂天に繁栄してきたこの国自身、国民自身を支配する
繁栄というシステムを維持する為に

犠牲者は増えている。

幸福という言葉は流動的なものかもしれない。
# by zard_love_206 | 2009-07-17 21:53 | グスタフナイフ


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